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人手不足の対策方法や個人的な失敗談を掲載します。

人手不足対策の いろはの”ろ”

離職の原因を探す

 

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人手不足の対策をする場合

「どうすれば良い人材が採用できるだろ?」

「どこの媒体で求人広告を打てば反応がよいのか?」

といった採用に関しての取組に反応しがちですが

 

そもそも人が辞める会社だから人手不足じゃないの?

  

当たり前のことですが人手不足は日本中で起きている問題で、どの企業も採用には力を入れています。

当然、給与面や福利厚生面が充実している大企業から人気が集まり、中小企業には人気が集まりにくい傾向にあります。

 

人手不足を簡単計算式にすると

必要な人員=現在の人員+採用人員-離職人員

もう少し細かく計算するには企業の成長による必要な人材数であるとか、AI化やクラウド、機械化による人員削減数などにより変動しますが、基本的には上記の式で説明が出来ます。

 

バンバン採用に費用をかけられる会社ならともかく、内部体制を整えてそれをSNSでアピールするほうがよっぽど効果が高いと思います。

 

 

 

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そこで本題ですが、人が辞めない状態にするにはどうすれば良いのでしょうか?

人が辞めないように改善策を考える前に、まずは離職の原因を探さなければなりません。

原因がわからないのに対策を打ってもトンチンカンな結果しか生まれません。

宝の地図は目の前にあるのに、無作為に穴を掘って宝物を見つけるようなものです。 

 

 

離職の原因を知る

①退職者の本音を聞き出すこと

②複数の要因に気づくこと

③現職の従業員の本音聞き出すこと

この3つが重要になります。

 

パート・アルバイトから正社員まで自己都合での退社の場合には、退職者は上司に退社理由を伝えます。

 

ただし、その退社理由が殆どの場合に本音ではないということです。

上司のことが嫌いで

『あなたのことが嫌いで辞めます』

と言える人は殆どいません。

給料が低くてもそのことを直接言える人は少ないでしょうし、評価制度や評価方法に問題があったとしてもそれを口に出せる人も殆どいません。

 

やりたい仕事が見つかったとか、親の介護や結婚を理由にして退社したり、学生のアルバイトであれば「成績が下がったので親にやめろと言われた」といったことを言って辞めます。

 

もちろんその中には本音も多少含まれているかもしれませんが、「飛ぶ鳥跡を濁さず」といった考えがあるように、わざわざ人間関係を悪くして辞めたいと思う人は少ないでしょう。

  

また退社の原因がなにか一つだけということも殆どありません。

『頑張って働いても評価基準が曖昧で評価されず、その上仕事の量は多いし、サービス残業が多い上に、発展性が乏しく皆が辞めたがっている会社に未来を感じない』

といった感じで、複数の要因が重なっていることが殆です。

 

ただし、全従業員が何の不満もないような会社など存在しません。

 

大事なことは不満の数を減らすことであり。

まるっきりゼロにすることは出来ないのです。

 

まずは会社に対する不満の中で多くの従業員が思っていることは何か、またその中で優先順位の高い事柄は何かを考える必要があります。

 

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今回の記事は以上です。

次回はより踏み込んだ改善方法

「人手不足の具体的な改善」です。